無料配布

【無料配布】Claude Codeスキル「x-pulse」— 広告の訴求軸を勘で決めるのをやめる

結城 隆行(ZUBOLAND株式会社 代表取締役)

どうも、結城です。

先日、自社ツールのX広告を出しました。結果はこうです。

指標 実績
インプレッション 19,861
リンククリック 4
CTR 0.02%
費用 ¥2,558

一般的なトラフィック広告のCTRは0.5〜2%なので、25〜100分の1。2万回表示されて4クリックです。

原因を調べたら、シンプルな話でした。私が「この言い方なら刺さるはず」と推測で広告文を書いていたからです。

その反省から作った手順を、Claude Codeのスキルとして無料で配ります。

ダウンロード

→ SKILL.md をダウンロード(右クリック→「名前を付けて保存」)

GitHubからでもどうぞ:github.com/takayukiyukii-commits/kuzira/tree/main/skills

x-pulse は何をするスキルか

一言でいうと、「その訴求で合ってる?」をXの実データで検証してから書くためのスキルです。

Claude Codeでこう打つだけです。

/x-pulse 自分の製品名やテーマ

すると、AIがこう動きます。

  1. 調査クエリを4種類設計する(直接指名/隣接コミュニティ/課題・悩み/競合・代替)
  2. ブラウザでX検索を巡回して、投稿とエンゲージメント数を実測する
  3. どの切り口が熱くて、どこが冷たいかを表にする
  4. 「それ要らない」系の逆張り投稿も拾う(ここを見落とすと判断を誤ります)
  5. 自社が実際にできることと突き合わせて、訴求案・広告文・キーワード案を出す
  6. 調査結果を魚拓とObsidian互換ノートで保存する(次回ゼロから調べ直さないため)

実際に何が起きたか

このスキルの手順で自社ツールを調べ直したら、訴求軸が完全に間違っていたことが分かりました。

調べた領域 最大エンゲージメント
私が狙っていた領域(競合分析ツール) 111
隣接領域(Claude Code × Obsidian で第2の脳を作る) 5,548 / 4,450 / 1,831

50倍違いました。

しかも「Obsidianユーザーだけど、そもそも情報収集のためにwebページを見なくなった」という投稿が2,104エンゲージ。つまり「ページを見る手間が減ります」という訴求は、そもそも刺さらないことまで分かりました。

そこで広告文をこう変えました。

変更前:競合のLP、開くだけで丸裸。 変更後:Claude Code に Obsidian で「第2の脳」を育ててる人へ。その入力、まだ手でコピペしてませんか。

ターゲティングのキーワードも 競合分析 / 広告運用 から Obsidian / Claude Code / 第二の脳 / NotebookLM に変えました。

出稿する前に気づけたので、外れる広告費を使わずに済みました。 このスキルの価値はここです。

必要なもの

  1. Claude Code(または Codex / Gemini CLI)
  2. KUZIRA — 私が作っている無料のブラウザ(Windows / Mac)

なぜブラウザが要るのか

正直に書きます。X(旧Twitter)はログインしないとページが描画されず、公式APIの検索は有料枠です。つまりAIが自力でXを読む方法が、実質ありません。

KUZIRAはMCPサーバーを内蔵していて、ログイン済みのブラウザの中身をAIが直接読めるので、この壁を越えられます。だからこのスキルはKUZIRAとセットになっています。

KUZIRAは完全無料なので、ダウンロードだけしておけば動きます → kuzira.uni-core.jp

インストール(1分)

1. スキルを置く

# Windows (PowerShell)
mkdir "$env:USERPROFILE\.claude\skills\x-pulse"
# ダウンロードした SKILL.md をこのフォルダに入れる

# Mac / Linux
mkdir -p ~/.claude/skills/x-pulse
cp SKILL.md ~/.claude/skills/x-pulse/

2. KUZIRAをClaude Codeにつなぐ

claude mcp add --scope user --transport http kuzira http://127.0.0.1:8377/mcp

3. KUZIRAを起動した状態で使う

/x-pulse 調べたいテーマ

使ってみて分かった注意点(スキルにも書いてあります)

実際に別テーマで試したら、2つ落とし穴がありました。せっかくなので共有します。

  • 抽象語を並べるとノイズだらけになる:「Lステップ 高い」で検索したら、決算資料の記事が上位に来ました。「高い」が一般語すぎるんですね。固有名詞を必ず1語入れて、2語までが実用的です
  • 数字の機械抽出は当てにならない:投稿と数値の対応が崩れます。AIに「アカウント名から次のアカウント名まで」を1塊として読ませる方が正確でした

この2つはスキル本体にも注意書きとして入れてあります。

よくある質問

自分のXアカウントは安全ですか?

このスキルは閲覧しかしません(投稿・フォロー・DMは一切行いません)。KUZIRAはプロファイルを分離できるので、調査専用のプロファイルで動かすこともできます。

Xの規約に触れませんか?

公開情報を通常の閲覧範囲で読むだけの設計です。スキル内でクエリ数の上限(10以内)を定めており、大量スクレイピングや高頻度アクセスは行いません。

KUZIRAなしでも使えますか?

x-pulse については使えません。上に書いた通り、Xをログイン状態でAIに読ませる経路が必要だからです。ただしKUZIRAは無料なので、費用はかかりません。

商用利用できますか?

できます。自由に使い、改変し、社内で共有していただいて構いません。

おわりに

広告費を溶かした話をわざわざ書いたのは、同じことをしている人が多いと思ったからです。

「刺さる文章を書く」って、センスの問題に見えますよね。でも実際は、刺さる場所を先に調べたかどうかの差だったりします。調べる手間をAIに渡せるようになったので、もう推測で書く理由がなくなりました。

使ってみて「ここが使いにくい」「こういうスキルが欲しい」があれば教えてください。改善して、また配ります。

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