どうも、結城です。
ZUBOLAND株式会社という会社をやっています。役員会議はいつでも開けます。なぜなら役員が全員AIだからです。
- マーケティング責任者(CMO)→ AI
- 営業責任者(CSO)→ AI
- プロダクト責任者(CPO)→ AI
- 財務責任者(CFO)→ AI
- 技術責任者(CDO)→ AI
人間は私ひとり。この体制で「UNIシリーズ」という8つのSaaSプロダクトを開発・運営しています。チャットツールのUNIHUB、AIワークスペースのUNIDESK、LINEステップ配信のUNISTEP、SNS運用のUNIPOST・UNIREACH……全部この体制で作りました。
今回は「それ、実際どうやってるの?」という話を正直に書きます。
役員が全員AIとは、どういうことか
大げさな話ではなくて、仕組みはシンプルです。
役割ごとに「担当領域・ルール・過去の意思決定」を書いたドキュメントを整備して、AI(私の場合は主にClaude)に読み込ませて仕事をさせています。マーケの仕事はCMOの文脈で、請求書まわりはCFOの文脈で、開発はCDOの文脈で動く。人間の組織で言う「引き継ぎ資料と職務分掌」を、AIに対して本気で作ったイメージです。
ポイントは、AIを「たまに質問する相手」ではなく「継続的に担当を持つメンバー」として扱うこと。過去の決定やお客様とのやりとり、失敗の記録まで蓄積して引き継ぐので、使えば使うほど会社のことを分かった状態で働いてくれます。
やってみて分かった3つのこと
1. ボトルネックは「作る速度」から「決める速度」に移る
開発もデザインも文章もAIが手を動かしてくれるので、作ること自体は本当に速くなりました。すると今度は、「何を作るか」「どれをやらないか」を決める私の判断が一番遅い工程になります。ひとり経営の本当の仕事は意思決定だけになっていく感覚です。
2. 「丸投げ」はできない。「仕組み化した丸投げ」はできる
AIに雑に「いい感じにやって」と頼むと、雑な結果が返ってきます。うまくいくのは、ルール・判断基準・過去の失敗例を文書化して渡したとき。つまりAI経営の実体は、経営の言語化です。これは正直、面倒です。でも一度やれば、その言語化資産は消えません。
3. ひとりでも「会社」の形にする意味はあった
「ひとりならフリーランスでよくない?」とよく言われます。でも役割を分けたことで、自分がいま何の帽子をかぶって判断しているのかが明確になりました。マーケの判断と財務の判断を混ぜると、だいたい変な結論になります。これは人間の会社と同じでした。
なぜこんな体制にしたのか
私は自分を「ズボラな人間」だと思っています。気合と根性の継続ができない。だから、やる気に頼らず仕組みに頼る方向に全部倒しました。会社名のZUBOLANDはそのままの意味です。
UNIシリーズの製品も全部この思想で作っています。SNS運用も、LINE配信も、コミュニティ運営も、「頑張り続けられる人」向けではなく「続かない自分でも回る仕組みが欲しい人」向けです。
まとめ
- 役員全員AI・人間ひとりで8つのSaaSは、現実に回る
- ただし前提は「経営の言語化」。AIは楽をさせてくれるが、曖昧さは許してくれない
- ひとり経営のボトルネックは意思決定に集約されていく
このブログでは、こういう「AI×ひとりビジネス」の実践記録と、ツールの正直な比較を書いていきます。
よくある質問
プログラミングができないと真似できませんか?
開発を伴う部分はスキルが要りますが、「役割ごとにAIへ引き継ぎ資料を作って任せる」やり方自体は、発信・経理・企画など非エンジニアの仕事でもそのまま使えます。まず1つの役割から言語化してみるのがおすすめです。
AIは何を使っていますか?
主にClaude(Anthropic)を開発・業務の中心に使い、用途によってChatGPT・Geminiを併用しています。自社製品のUNIシリーズにもAI機能を標準搭載しています。
UNIシリーズはどこで見られますか?
ZUBOLAND公式サイトのプロダクト一覧からどうぞ。全製品使い放題のメンバーシップ「uniLinks」もあります。
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