代々木の居酒屋20店のうち11店は、AIに一度も名前が出ませんでした。同じ代々木の焼肉店の倍以上です。何の店かを伝えるカテゴリと説明文の書き方を中心に、調査の数字とあわせて手順を解説します。
代々木で飲む店を探すとき、AIに「代々木でおすすめの居酒屋を教えて」と聞く人がいます。 ZUBOLANDが2026年10月に代々木の居酒屋20店を調べたところ、11店はAIに一度も名前が出ませんでした。
同じ日に調べた代々木の焼肉店では、出なかったのは20店中5店です。 同じ飲食で、同じ駅のまわりなのに、倍以上の差がありました。
ここでは、その数字と、居酒屋が「何の店か」をGoogleとAIに伝えるための、カテゴリと説明文の書き方をまとめます。
代々木の居酒屋は、AIにどれくらい名前を挙げられているか
調べたのは、Googleの店舗検索で「代々木」「居酒屋」の上位に出てくる20店です。 ChatGPTとGeminiに「代々木でおすすめの居酒屋を教えて」と3回ずつ聞き、店名が答えに入った回数を数えました(2026年10月2日)。
20店中11店は、一度も名前が出なかった
6回聞いて一度も名前が出なかったお店は、20店中11店でした。 Googleの店舗検索では上位20店に入っているのに、半分以上がAIの答えの中にいません。
出る店は、両方のAIに出やすい
2つのAIを分けて見ると、こうなりました。
- ChatGPTに1回でも名前が出たお店:20店中7店(3回とも出たお店は2店)
- Geminiに1回でも名前が出たお店:20店中6店(3回とも出たお店は5店)
- 両方に出たお店:20店中4店
出た9店のうち4店は、両方のAIに名前を挙げられていました。 町田の居酒屋では、両方に出たのは20店中2店です。 代々木の居酒屋は、出るお店と出ないお店が、はっきり分かれている印象でした。
同じ代々木の焼肉と比べると
| 業種(代々木) | 一度も出なかったお店 | 両方のAIに出たお店 |
|---|---|---|
| 焼肉 | 20店中5店 | 20店中7店 |
| 居酒屋 | 20店中11店 | 20店中4店 |
焼肉店は、ほとんどがAIに名前を挙げられていました。 居酒屋は、その倍以上のお店が出ていません。 同じ駅、同じ日、同じ質問での差です。
なぜ居酒屋は、焼肉より出にくいのか
「居酒屋」は、何の店かが一言で伝わりにくい(私たちの見立て)
ここからは、測った数字ではなく、私たちの見立てです。 焼肉店は、「焼肉」と聞けば何を食べる店かが分かります。 居酒屋は、そうはいきません。 魚がおいしい店なのか、焼き鳥の店なのか、日本酒の種類が多い店なのか。 「居酒屋」という言葉だけでは、中身が伝わらないのです。
AIが「おすすめの居酒屋」を答えるとき、そのお店が何の店なのかを説明できる材料が要るはずです。 材料が少ないお店ほど、名前を挙げにくくなるのかもしれません。 原因をきちんと切り分けたわけではないので、「そういう可能性がある」として読んでくださいね。
土台はGoogleマップと同じ
GoogleのAIによる概要やAIモードは、ふつうの検索とGoogleマップの情報の上で動いていて、特別な追加の対策はいらないとGoogleは説明しています。 Googleは、ローカル検索の結果は主に関連性・距離・知名度で決まると公式に書いています。 何の店かを正しく伝えることは、このうちの関連性にあたります。
代々木の居酒屋のMEO対策のやり方
手順1:「何の店か」で聞いてみる
まず、「代々木でおすすめの居酒屋を教えて」と、ChatGPTとGeminiに3回ずつ聞きます。 自分のお店の名前は入れません。
次に、自分のお店がいちばん得意なことで聞いてみます。 魚が自慢なら「代々木で魚がおいしい居酒屋」、日本酒なら「代々木で日本酒の種類が多い店」。 得意なことで聞いても出てこないなら、その得意なことが、まだ外に伝わっていないということです。
手順2:メインのカテゴリを見直す
Googleのビジネスプロフィールには、「カテゴリ」という項目があります。 このうち最初に選ぶメインのカテゴリが、お店が何の店かをGoogleに伝える中心になります。
Googleのガイドラインでは、カテゴリはできるだけ少なく、できるだけ具体的に選ぶように書かれています。 焼き鳥が中心のお店なら、「居酒屋」より焼き鳥のカテゴリのほうが、お店の中身に近いかもしれません。 ただ、お客さんが「居酒屋」として探しているなら、居酒屋をメインにして、得意なことは説明とメニューで伝えるやり方もあります。 どちらがお店に合うかは、手順1で聞いた結果も見ながら決めるといいでしょう。
カテゴリを増やせば見つかりやすくなる、というものではありません。 お店の中心ではない業種まで足すのは、やめておきましょう。
手順3:説明文の最初の一文で「何の店か」を書く
ビジネスプロフィールには、お店の説明を書く欄があります。 いちばん大事なのは、最初の一文です。
たとえば、こんな書き出しが考えられます。
代々木駅から歩いて3分の、魚料理と日本酒の居酒屋です。毎朝市場から仕入れる刺身と、全国の地酒を20種類ほど置いています。
何の店で、何が得意なのか。 これが最初の一文で分かると、お客さんにもAIにも伝わります。 書き出しの一文が、お店の顔。 説明の欄には、URLや「今だけ半額」のような期間限定の宣伝は書かないのが、Googleのガイドラインの決まりです。 ふだんから変わらない、お店の中身を書きます。
手順4:得意なことを、メニューと写真でも見せる
説明で「魚料理の店」と書いたなら、メニューにも刺身や焼き魚を載せ、写真でも見せます。 説明とメニューと写真が同じことを言っている。 写真と動画を足すことはGoogleが公式のヘルプで挙げている項目でもあり、そろっているほど、何の店かがはっきり伝わります。
手順5:口コミに返信する
Googleは、好意的な口コミや有用な返信が、お店の注目度を高めるのに役立つと公式に書いています。 返信では、相手が書いた範囲で、何を楽しんでいただけたかに触れます。
たとえば、日本酒を飲み比べた方の口コミなら、こんな返信が考えられます。
ご来店ありがとうございました。飲み比べを楽しんでいただけたようで、うれしいです。季節ごとに入れ替わる銘柄もありますので、また違うお酒を試しにいらしてください。
この返信を読んだ人には、日本酒の飲み比べができる店だと伝わります。 お店の得意なことを、口コミと返信がもう一度教えてくれる形です。
うまくいくポイント
お客さんの言葉で書く
お店の中では「旬の鮮魚」と呼んでいても、お客さんが探すときに使う言葉は「刺身」や「魚がおいしい」かもしれません。 説明やメニューには、お客さんが実際に使う言葉も入れておきます。 手順1で、条件をつけて聞いたときの言葉が、そのまま参考になりますよ。
季節のメニューは、投稿で知らせる
ビジネスプロフィールには、お店の近況を知らせる「投稿」の機能があります。 秋の新しいお酒が入った、冬だけの鍋を始めた。 そうした季節の話は、投稿で知らせます。 説明はふだんのお店の中身、投稿はいまの話。 こう分けておくと、説明の欄がいつまでも古くならずに済みます。 続けるのは大変です。 でも、月に1〜2本でも、お店が動いていることは伝わるはずですよ。
お店のサイトと、書いていることをそろえる
お店のサイトがあるなら、トップの見出しと、ビジネスプロフィールの説明の書き出しをそろえておきましょう。 サイトでは「創作和食」、Googleでは「居酒屋」、グルメサイトでは「バル」。 場所によって違うことが書いてあると、何の店なのかがかえって分からなくなります。 お店の名前・住所・電話番号も、どこでも同じ書き方にそろえます。
グルメサイトの紹介文も見直す
グルメサイトに載っているお店なら、そこの紹介文も見直してみましょう。 何年も前に書いたまま、いまは出していない料理が一番上に書いてある。 よくあることです。 AIがどこから材料を集めているかまでは測っていませんが、ネット上のお店の説明が古いままだと、お客さんにも違うお店に見えてしまいます。
月1回、同じ条件で記録する
AIの答えは、日によっても変わります。 月に1回、同じ質問・同じ回数・同じAIで記録しておきましょう。 カテゴリや説明を直したら、その前後で同じ質問をして比べます。 直したことが効いたのかは、記録があって初めて分かるものですからね。
よくある失敗と注意点
カテゴリを、思いつくだけ足す
魚も出すから和食店、串も焼くから焼き鳥屋、お酒が多いから日本酒バー。 当てはまりそうなカテゴリを全部選びたくなる気持ちは分かります。 でも、Googleのガイドラインは、できるだけ少なく選ぶように書いています。 お店の中心を1つ決めて、残りは説明とメニューで伝えましょう。
お店の名前に「代々木 海鮮居酒屋」と足す
ビジネスプロフィールの名前に、地域名や「海鮮居酒屋」のような説明を足すのは、Googleのガイドラインで禁止されています。 名前は、看板で実際に使っている名前だけにします。 何の店かは、カテゴリと説明で伝えるのが決まりです。
口コミと引き換えに、おつまみを1品出す
Googleのポリシーでは、お金や割引、無料の商品と引き換えに口コミを頼むことは禁止されています。 「口コミを書いてくれたら1品サービス」も、引き換えにあたります。 良い評価をくれそうなお客さんにだけ頼むのも、同じく禁止です。 許されているのは、見返りなしで、実際の体験を書いてほしいと頼むことだけです。
事例:この調査から分かったこと
今回の数字は、ZUBOLANDが運営するまねき番(お店のGoogleマップとAI検索の運用代行)の準備として、自分たちで測ったものです。 町田と代々木の5業種・200店を、同じ質問・同じ回数で調べました。
居酒屋は、両方の地域を合わせて40店中20店が一度も出ませんでした。 町田の居酒屋の結果は、町田の居酒屋のMEO対策に書いています。 同じ代々木の焼肉店は代々木の焼肉店のAI検索対策に、美容室は代々木の美容室のAI検索対策にあります。
AI検索の基本はAIO対策のやり方にまとめています。 説明文の見直しや口コミの返信まで手が回らない場合は、まねき番がお店の代わりに続けます。 いまの見え方は、無料診断で確かめられます。 ZUBOLANDについては、代表のブログをご覧ください。
よくある質問
カテゴリを変えると、AIの答えも変わりますか?
カテゴリを変えたときにAIの答えがどう変わるかまでは、私たちは測っていません。 GoogleのAIはGoogleマップの情報の上で動いているので、カテゴリが何の店かを伝える材料の1つになるのは確かです。 変えたら、手順1と同じ質問で前後を比べてみてください。
説明文は、どれくらいの長さで書けばいいですか?
最初の一文で何の店かが分かれば、長さはそれほど気にしなくていいと思います。 そのあとに、得意な料理やお酒、席の様子、駅からの道順を、短い文で続けます。 読む人が最後まで読まなくても分かるように、大事なことから順に書くのがおすすめです。
何が得意か、自分では分かりません。
いちばんの手がかりは、口コミです。 お客さんが口コミで何度も触れている料理やお酒が、外から見たお店の得意なことでしょう。 口コミを読み返して、よく出てくる言葉を説明の最初の一文に入れてみてください。
この記事に関わるサービス
まねき番お店のGoogleマップ・AI検索の運用代行
まねき番は、お店のGoogleマップの投稿と口コミ返信を代わりに進め、GoogleマップとAI検索での見え方を毎週お知らせするサービスです。この記事で書いた「AIに出ているかを測る」「正しい情報を届ける」を、お店の代わりに続けます。
- Googleマップの投稿は週1本。お店の情報をもとに下書きを作り、確認後に掲載
- 新しい口コミへの返信案を、いつものLINEにお届け。お店は確認して「OK」するだけ
- 週1回、決まった条件でGoogleマップとAI検索での見え方を測ってレポート
- Googleのパスワードは預かりません。掲載前にかならずお店が確認
料金・お支払い方法は資料でご案内しています(請求するとすぐにメールで届きます)。月払いは、お申し込みから3か月が最低利用期間です(2026年10月時点)
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