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店舗の集客

代々木の焼肉店のAI検索対策|
利用シーンを伝えて選ばれる手順

文・結城 隆行(ZUBOLAND株式会社 代表取締役)

代々木の焼肉店は20店中15店がAIに名前を挙げられていて、私たちが調べた10の組み合わせでいちばん出やすい結果でした。出る店が多い地域で出ないお店がやることを、調査の数字とあわせて解説します。

代々木で焼肉の店を探すとき、AIに「代々木でおすすめの焼肉を教えて」と聞くと、いくつものお店の名前が返ってきます。 ZUBOLANDが2026年10月に代々木の焼肉店20店を調べたところ、15店は少なくとも1回、AIに名前を挙げられていました。

町田と代々木で5業種ずつ、10の組み合わせを調べたなかで、いちばん出やすい結果です。 裏を返すと、出ていない5店は、ほとんどのライバルが並ぶ答えの中に入れていないことになります。 ここでは、その数字と、出るお店が多い地域で選ばれるための手順をまとめます。

代々木の焼肉店は、AIにどれくらい名前を挙げられているか

調べたのは、Googleの店舗検索で「代々木」「焼肉」の上位に出てくる20店です。 ChatGPTとGeminiに「代々木でおすすめの焼肉を教えて」と3回ずつ聞き、店名が答えに入った回数を数えました(2026年10月2日)。

20店中15店は、少なくとも1回は名前が出た

6回聞いて一度も名前が出なかったお店は、20店中5店でした。 ほかの組み合わせでは、出なかったお店が9店から16店。 代々木の焼肉だけが、ひとけたの前半です。

ChatGPTは広く挙げるが、毎回ではない

2つのAIを分けて見ると、こうなりました。

  • ChatGPTに1回でも名前が出たお店:20店中12店(3回とも出たお店は2店)
  • Geminiに1回でも名前が出たお店:20店中10店(3回とも出たお店は5店)
  • 両方に出たお店:20店中7店

ChatGPTは、12店もの名前を挙げていました。 でも、3回とも挙げたのは2店だけ。 聞くたびに、顔ぶれが入れ替わっているということです。

Geminiは、挙げるお店は10店と少し少なめ。 そのかわり、半分の5店は3回とも出ていました。 同じ「出た」でも、AIによって意味がずいぶん違いますね。

代々木のほかの業種と比べると

業種(代々木) 一度も出なかったお店
焼肉 20店中5店
居酒屋 20店中11店
美容室 20店中12店
整体 20店中16店
リフォーム 20店中16店

同じ飲食でも、居酒屋は20店中11店が出ていません。 焼肉は、代々木の中でも飛び抜けて出やすい業種でした。

出るお店が多い地域で、出ないとどうなるか

AIの答えは、数店しか並ばない

AIに「おすすめを教えて」と聞くと、返ってくるのはたいてい数店です。 地図のように、20店も30店も並べてはくれません。 ライバルの多くが名前を挙げられている地域では、その数店の枠に入れるかどうかで、候補に入るかどうかが決まります。

なぜ焼肉は出やすいのか(私たちの見立て)

ここからは、測った数字ではなく、私たちの見立てです。 焼肉は、グルメサイトや口コミ、まとめ記事など、お店について書かれたものがネット上に多い業種です。 AIが答えを作るときに読める材料が多いぶん、名前を挙げやすいのかもしれません。 そう考えると、出ていない5店は、材料が少ないお店なのかもしれません。 原因をきちんと切り分けたわけではないので、ここは「そういう可能性がある」として読んでくださいね。

土台はGoogleマップと同じ

GoogleのAIによる概要やAIモードは、ふつうの検索とGoogleマップの情報の上で動いていて、特別な追加の対策はいらないとGoogleは説明しています。 Googleは、ローカル検索の結果は主に関連性・距離・知名度で決まると公式に書いています。 お店が動かせるのは、関連性と知名度の2つ。 まずはビジネスプロフィールを整えるところからです。

代々木の焼肉店のAI検索対策のやり方

手順1:条件をつけて、AIに聞いてみる

まず、「代々木でおすすめの焼肉を教えて」と、ChatGPTとGeminiに3回ずつ聞きます。 自分のお店の名前は、質問に入れません。

そのうえで、条件をつけた質問も試してみましょう。 「代々木でランチに行ける焼肉」「代々木で接待に使える焼肉」「代々木でひとりで入れる焼肉」。 条件をつけると、答えに並ぶお店が変わるはずです。 どの条件なら自分のお店が出て、どの条件なら出ないのか。 それが、次に何を書き足すかの手がかりになります。

手順2:利用シーンを、お客さんの言葉で書く

AIは、条件に合うお店を探すとき、お店の情報の中にその条件が書いてあるかを手がかりにしていると考えられます。 なので、お店の説明には、どんな場面で使われているかを書いておきます。

  • ランチの有無と、ランチの時間
  • 個室の有無と、何人まで入れるか
  • ひとりで入れる席があるか
  • 予約が要るか、当日でも入れるか

「接待向けの完全個室(6名まで)」「平日ランチは11時半から」のように、数字まで書けると伝わりやすくなります。 ビジネスプロフィールの属性(予約の可否、支払い方法など)も、当てはまるものは全部埋めておきましょう。

手順3:ランチと夜の営業時間を、分けて登録する

代々木は、ランチ営業をしている焼肉店もあるエリアです。 ランチと夜のあいだに中休みがあるなら、営業時間は2つに分けて登録できます。 「11時半〜23時」とまとめて登録すると、中休みの時間に来たお客さんが、閉まった店の前で困ることになります。

祝日や年末年始は、「特別営業時間」で前もって登録しておきます。 グルメサイトの営業時間も、同じ日に直しておきましょう。

手順4:写真で、シーンを見せる

写真と動画を足すことも、Googleが公式のヘルプで挙げている項目です。 肉の写真に加えて、個室、カウンター、ランチのメニュー、入口の写真があると、手順2で書いた利用シーンが写真で裏づけられます。 「個室あり」と書いてあっても、写真が無ければ、どんな個室かは分かりませんよね。

手順5:口コミの返信で、シーンを補う

Googleは、好意的な口コミや有用な返信が、お店の注目度を高めるのに役立つと公式に書いています。 返信では、相手が書いた範囲で、どんな場面で来られたかに触れます。

たとえば、仕事の会食で使われた方の口コミなら、こんな返信が考えられます。

会食でのご利用、ありがとうございました。個室の静かさを気に入っていただけたとのこと、うれしく思います。4名様以上のときは、前日までにご予約いただくとコースのご用意もできますので、またお声がけください。

この返信を読んだ次の人は、ここが会食に使える店だと分かります。 返信は、お店の説明を補う場所にもなるのです。

うまくいくポイント

「出た・出ない」ではなく、何回出たかを数える

代々木の焼肉では、ChatGPTに1回でも出たお店が12店あったのに、3回とも出たのは2店でした。 1回の結果を見て「出ている」と安心しないことです。 同じ質問を3回ずつ聞いて、何回出たかを数えます。

月1回、同じ条件で記録する

AIの答えは、日によっても変わります。 月に1回、同じ質問・同じ回数・同じAIで記録しておきましょう。 条件を1つでも変えると、直したから変わったのか、測り方が変わっただけなのか分からなくなりますからね。

写真は、季節やメニューが変わるたびに足す

写真は、一度そろえたら終わりではありません。 コースの内容が変わった、ランチのメニューを入れ替えた、内装を直した。 そのたびに、新しい写真を足します。 古い写真のまま、もう出していない料理が一番上に並んでいる。 これは、お客さんをがっかりさせるもとになりますよ。

情報をそろえる場所を、全部書き出しておく

Googleのビジネスプロフィール、グルメサイト、お店のサイト、SNSのプロフィール。 営業時間やメニューを変えたとき、直す場所を書き出した一覧があると、直し忘れが減ります。 お店の名前・住所・電話番号も、全部同じ書き方にそろえます。

よくある失敗と注意点

「代々木 焼肉 個室」を名前に入れる

ビジネスプロフィールの名前に、地域名や「個室」のような説明を足すのは、Googleのガイドラインで禁止されています。 名前は、看板で実際に使っている名前だけにします。 個室があることは、説明と属性と写真で伝えましょう。

予約の入口が分からない

AIやGoogleマップでお店を見つけた人が、次にするのは予約です。 ビジネスプロフィールのウェブサイト欄や予約の欄に、ふだん使っている予約ページのURLや電話番号を入れておきましょう。 せっかく名前を挙げてもらえても、予約のしかたが分からなければ、隣に並んでいる別のお店に流れてしまいます。 代々木のように候補が多い地域ほど、この差は大きくなるはずです。

口コミのお礼に、次回の割引券を渡す

Googleのポリシーでは、お金や割引、無料の商品と引き換えに口コミを頼むことは禁止されています。 「口コミを書いてくれた方に次回10%オフ」も、引き換えにあたります。 許されているのは、見返りなしで、実際の体験を書いてほしいと頼むことだけです。

返信に、相手が書いていないことを足す

返信でシーンを補うといっても、相手が書いていない人数や目的を書き足すのはやめましょう。 「部長さまとのご会食」のように、口コミに無い情報を返信に書くと、書いた人が特定されてしまうこともあります。 相手が書いた範囲で触れる、が基本です。

事例:この調査から分かったこと

今回の数字は、ZUBOLANDが運営するまねき番(お店のGoogleマップとAI検索の運用代行)の準備として、自分たちで測ったものです。 町田と代々木の5業種・200店を、同じ質問・同じ回数で調べました。

焼肉は、両方の地域を合わせて40店中14店が一度も出ず、5業種でいちばん少ない数でした。 両方のAIに出たお店も、焼肉が40店中13店でいちばん多かったです。 町田の焼肉店の結果は、町田の焼肉店のMEO対策にまとめています。 同じ代々木の居酒屋は、代々木の居酒屋のMEO対策に書きました。

AI検索の基本はAIO対策のやり方に、自分で確かめる手順はAIO対策の点検方法にあります。 口コミの返信や情報の更新まで手が回らない場合は、まねき番がお店の代わりに続けます。 いまの見え方は、無料診断で確かめられます。 ZUBOLANDについては、代表のブログをご覧ください。

よくある質問

AIに出ているなら、もう対策はいりませんか?

出ている回数によると思います。 3回聞いて3回とも出ているなら、いまの状態を保つことが中心になるでしょう。 1回しか出ていないなら、次に聞いたときには入れ替わっているかもしれません。 まずは手順1で、何回出ているかを数えてみてください。

条件つきの質問で出ないのは、なぜですか?

原因までは測っていません。 私たちの見立てでは、その条件に合うことが、お店の情報のどこにも書かれていないことが多いのだと思います。 個室があるのに、説明にも写真にも個室が出てこない。 こうしたすき間を、手順2と手順4で埋めていきます。

ランチだけ別の店名にしていても大丈夫ですか?

看板やお店の案内で実際に使っている名前なら、それが名前です。 ただ、ランチと夜で別のビジネスプロフィールを作るのは、同じ場所の同じお店が2つに分かれることになるので、避けたほうがいいでしょう。 迷ったときは、Googleのビジネスプロフィールのガイドラインを確かめてから決めるのがおすすめです。

この記事に関わるサービス

まねき番お店のGoogleマップ・AI検索の運用代行

まねき番は、お店のGoogleマップの投稿と口コミ返信を代わりに進め、GoogleマップとAI検索での見え方を毎週お知らせするサービスです。この記事で書いた「AIに出ているかを測る」「正しい情報を届ける」を、お店の代わりに続けます。

  • Googleマップの投稿は週1本。お店の情報をもとに下書きを作り、確認後に掲載
  • 新しい口コミへの返信案を、いつものLINEにお届け。お店は確認して「OK」するだけ
  • 週1回、決まった条件でGoogleマップとAI検索での見え方を測ってレポート
  • Googleのパスワードは預かりません。掲載前にかならずお店が確認

料金・お支払い方法は資料でご案内しています(請求するとすぐにメールで届きます)。月払いは、お申し込みから3か月が最低利用期間です(2026年10月時点)

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結城 隆行ZUBOLAND株式会社 代表取締役

ZUBOLANDで、小さな事業向けのSaaS「UNIシリーズ」を作っています。プロフィール →

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